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契丹と七五三参り 前編 [日常]

文化の日はかねてから予定の七五三のお参りに行くことにした。太宰府へドライブすることに。30分くらいの行程なのだけど当人は速攻おねむ。

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と、まだ時間はたっぷりある。その前に九州国立博物館でお勉強していくことにした。テーマは契丹。唐と金の間で200年くらい続いた北方民族国家のことである。渋い、九博、渋いよ。

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九博は一度来たことがあるので2度目。まだまだ建物は新しい。イベントとしてお菓子展と能の舞台をやっていた。

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なりきり契丹人。お面は18才で亡くなった契丹のプリンセスのデスマスク。

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唐代とは異なり、琥珀が珍重されていたらしい。 首飾りに茶色いのがたくさんついている。

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中は撮禁なり。感想をば。今、何故契丹かというと、2003年に内蒙古でそのプリンセスの廟が発見されたらしいのだな。副葬品も多く、黒髪を残した白骨もあり、かなり保存状態の良いお墓だったらしいが、外気に触れた途端、あっという間に脱色、劣化が進んだらしい。それを日中合同で修復したので、お礼に日本までお披露目させてくれるという風に理解した。

身についた知識。初代、耶律阿保機(ヤリツアボキ、ATOKで一発変換)が1100年くらい前に建国。聖宗の皇后が原っぱに七重の塔を建てた。陶磁器の文化あり。遊牧民の革細工に似せた装飾。白磁キレイ。唐代の装飾より緩いが、型にはまらない作風。解説用の機器は娘らに取られたので読んで憶えたわ。

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2階の展示を抜けて、1階へ降りる。子供を遊ばせる古民家風のコーナーがあるので、ここで遊ばせてウチらも休憩。

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外にあるオークラ系のレストランは美味そうなんだが、お客さんが多くて断念。そろそろお参りへ行くことにした。山の上にあるモダンな九博から超長いエスカレーターで、古式ゆかしい太宰府の町に降りる。

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次は九大100周年とか、細川家の財宝とか、そんな企画だったかな。 地域ネタが多いです>九博。


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