地方の顔でいいですから

近所の公民館に市長がいらっしゃるというのでヨメと一緒に講演を聴きに行った。

 

以前はKBCのアナだったので、知名度は高いみたい(自分は離れていたのでよく知らなかったが)。会場は満員。だいたいは自分らよりご年配のかたでした。

 

市長が登場して万雷の拍手。軽妙な語り口で政策の解説が始まる。こういうのは市のサイトで詳しく解説してあるのだろうが、市長から生で話を聞くと、思考のプロセス、全体の理念はもちろん、情熱や地元愛まで感じられて気圧される。何かつっこんでみようかと思ってた自分も、こんな浅学ではとても太刀打ちできないわ。 

 

よく話題にされる市の赤字。生保関係で予算の1割もっていかれるそうな。でも大元は昔の合併のツケで下水道整備などの負担が大きいらしい。要は広域になると田舎まで政令市仕様にするのに金がかかる、だからこれ以上の合併はしないと。なるほど、そう考えると静岡の某二市は将来ヤバイかもね〜と、ヨメさんの地元のことを思い浮かべたり。 

 

ガレキ関係はWebの市長の解説動画をみたことがある。被災地の雇用と福岡市の将来のために行動して、その理屈をマスコミに細かく解説したのに、新聞やテレビでは北九州市受け入れ、福岡市拒否としか書かれないと。分かります、二元化して踏み絵にしてる糞マスコミと糞大臣＆糞省庁のことですね。ホントここの市長が北九の市長でなくて良かった。関東からの転入はずっと続いているそうなので、聖域は守って頂きたいものですわ。 

  

予定の時間を超オーバーして講演は終わった。大抵2時間も座っているとどこかで寝てしまう俺もヨメさんも最後まで聞き入ってしまった。いやあ、目黒区長なんて最後まで顔も知らなかったが、この人は地域の長として尊敬するレベルだわ。今後もずっと支持したい。ちなみに国政には「ぜっっったい出ませんから」とのこと。

 

ヨメとほぼ2ショット。実年齢では市長の方がかなり若い。

 

自分も東京にいた頃は地方が足を引っ張ってるようなイメージがあったのだが、地方に住んでみると「日本の癌は東京」とか考えるようになってしまった(笑)。勝手なもんやね。東と西半々くらいの自分ですらそうなのだから、東京で生まれ、ずっと住んでる人の考えなんて推して知るべしだろう。4度票を投じた石原閣下も今の感覚では東京ローカルの人でしかない。地方行政で光る人と国政で才覚を現す人はやはり別だろうと思う今日この頃。